ぽこ あ ぽこ  音楽教室  岐阜ピアノ教室

岐阜県羽島郡笠松町にある 「ぽこ あ ぽこ音楽教室」
ピアノ、ソルフェージュを
丁寧に指導しています

もう1つ、質問をいただいています。


「私は初見がものすごく嫌いで、
楽譜を見てリズムを理解することが少ししかできません。
アンサンブルや夏のコンクールではかなりきつかったです。
高校で吹奏楽をやるにはそれを克服したいと思います。
今は、音源やパートの人の音を聞いてがんばっていますが、
どうやったら克服できると思いますか?」


------------------------------------------------


初見が苦手ということは、
楽譜を読む基礎知識が足りないということです。


楽譜は音符で書き表されますが、
音符というのは、「音の高低」と、「音の長さ」を
1つの音符で表します。

リズムの把握が苦手な場合は、
「音の長さ」の理解が足りていません。


例えば、英語を勉強する時、まずはアルファベットを覚えますね。
それから、アルファベットを組み合わせた「単語」を勉強します。

そして、きちんと勉強すれば、
p、e、nと3つのアルファベットを並べられた時、
「ピー、イー、エヌ」とは読まず、
「pen(ペン)」と読めるようになります。


楽譜も同じです。
まずは音符による音の長さを覚え、
それを組み合わせることによって、
どのようなリズムが生まれるかを勉強します。

小さな頃から、きちんとしたピアノの指導を受けている子は、
そういうことを、少しずつ丁寧に教わってきます。
最初は、4分音符だけが並んでいるような、
本当に簡単な楽譜から始まって、次に2分音符が登場し、
慣れた頃に付点2分音符が登場し、
少しずつ、複雑なリズムを学んでいきます。

(*指導者によって、またテキストによって違います。
小さな頃からピアノを習っていれば、
リズムの把握が完璧なわけではありません。)

ピアノ等を習っていない状態で吹奏楽部に入った子は、
その段階をすっ飛ばすことになる子がほとんどだろうと思います。


音の高さはきちんと把握でてきているのであれば、
「リズム」にポイントを絞って初見力を鍛えましょう。

「リズム」を勉強する教材がありますので、
そういうものを購入して、
メトロームに合わせてリズム打ちを練習する。

新曲視唱や子供向けのソルフェージュ教材を購入して、
初見の練習を、たくさんたくさんする。
初見ですから、何度も、その本を使うのはよくありません。

どちらも、いきなり難しいものに挑戦しないで、
確実に理解できる・演奏できるレベルから始めて、
少しずつレベルをあげていくことです。


また、文章で説明するのは、極めて難しく、
楽譜を目の前に口頭で説明しないと、
上手く伝えられないのですが、
楽譜を読む時、初見が得意な人というのは、
順番に楽譜を読んでいくことはしません。
ある程度、まとめて読んでいきます。

私は初見が得意な方ですが、音符のツブツブを
1つずつ読んでいくようなことはしません。
音符が並んでいる「形」や「模様」で認識します。

また、その形や模様も、「同じパターン」だとか
「先ほどのパターンと対称」だというように認識します。

その他、ピアノの場合は、大譜表ですから、
左手は8分音符が並んでいても、和音としてつかんでいきます。


ウィーンで購入した子供用のテキストで、面白いものがありまして、
それは音符がついていません。

図形や模様が描かれているだけです。
例えば、上がったり下がったりしている線や、
ぐにゃぐにゃの線が描かれていて、
それを見て、その図形に合うような演奏をします。

私は楽譜をそのように読んでいます。

特に私は相対音感のため、音を聴いた時に、
音名で認識しません。
聞こえてくる音も、音のツブツブではなくて、
音の聴き方も図形のように聞いていますから、
特に、このような見方をするのだろうと思います。

絶対音感保持者は、耳で音名を聴いてしまうため、
聞いた音楽を再現してしまいます。

そのため、初見が苦手な子に育ちやすくなります。

一方、相対音感保持者は、耳だけでは音名が分からないため、
目で楽譜を見ますので、初見が得意になりやすくなります。

ただし、絶対にそうというわけではありません。
相対音感でも、開始音を教えてもらえば、
耳で聞いたものを再現できてしまうため、
そのように育てられると、初見は苦手になります。


リズムにしても、楽譜の見方にしても、いずれにしても、
レッスンを受けた方が上達は早いです。
本気でレベルアップを目指すのであれば、
中途半端に独学で勉強することはオススメできませんので、
いい指導者を見つけてくださいね。

コメント

 コメント一覧 (14)

    • 1. ありす
    • November 23, 2009 20:09

    • すごく丁寧なアドバイスをありがとうございました

      もう3年生なので志望校を頑張って決めているところです

      かなり学力が低いので、私立になると思いますが吹奏楽が続けていけるところに、
      いきたいなーと思っています

      高校に入って中学で教えていただいていた講師の先生に習いにいくことも考えています

      Kimikoさんのアドバイスはとても丁寧でわかりやすかったので

      Kimikoさんのような方にピアノを教えてもらいたいなーと思いました

      住んでいるところも岐阜県の各務原市なので、
      近いとさらに興味がわきました


    • 2. きみこ
    • December 06, 2009 18:42
    • ありすちゃん、お返事ありがとうございます

      ぜひぜひ、レッスンを受けてみてください。
      個人でレッスンを受けて、
      きちんと練習をすれば、
      確実に上達していくと思いますよ

      各務原に住んでいるんですね。
      うちの弟子と同じ中学だったりして?!

      習いたい気持ちになったら、
      ご一報くださいね
    • 3. 通りすがり
    • January 03, 2010 17:51
    • >絶対音感保持者は、耳で音名を聴いてしまうため、
      聞いた音楽を再現してしまいます。
      そのため、初見が苦手な子に育ちやすくなります。


      これは、違うと思います。
      絶対音感のある人は、和声感がありますので、初見は比較的楽です。

      音感にかかわらず、次にどの和音が来るかわかる人は得意だと思いますが、和声感と音楽やフレーズのとらえ方、ソルフェージュの能力、また目や指の動きの訓練で上達します。吹奏楽ならタンギングの位置や指づかいも関係してきますので、専門の楽器の方へつくのが一番でしょう。

      すみません。素敵なBlogですが、指導者としての偏りがあちこちに見られますので・・・削除くださってけっこうです。

    • 4. きみこ
    • March 04, 2010 18:04
    • 通りすがりさん、はじめまして!
      せっかくコメントをくださったにも関わらず、お返事が遅くなり、申し訳ありません…。

      「絶対音感のある人は、和声感がありますので…」と書かれていますが、絶対音感と和声感は、私はイコールではないと感じています。

      絶対音感は、人によって定義が違うかもしれませんが、私は一種の音のラベリングと思っています。音と音名が一致していることが「絶対音感」だと認識しています。

      その中には、和声感のない絶対音感保持者はいます。それも少数ではないと感じます。

      私は、絶対音感=初見が苦手と言い切っているわけではありません。しかし、絶対音感保持者に関しては、特に耳コピーが得意なため、指導に気をつけないと、初見が苦手な子に育ちやすくなります。

      私の経験では、それは、事実です。
      実際に、そのようにして育って、苦労している子たちがいます。
    • 5. きみこ
    • March 04, 2010 18:05
    • 私の教室の移籍生は、大手楽器店のカリキュラムで育った生徒が多いのですが、そのほとんどが、精度に差はありますが、絶対音感を身につけている子が多いです。

      しかし、私から見れば、決して譜読みが得意とは言えません。

      例えば、臨時記号を落としても全く気にならない子がいます。転調して、数小節目にも関わらず、臨時記号を見落として、それでも指摘しないと、気にもなりません。

      「ドミソ」と弾いて、聞こえる音を尋ねると「ドミソ」と答え、「和声記号は習った?」と聞くと、「?」と答えてくれますが、簡単な曲であっても、機能和声が明確な曲であっても、それが演奏に生かされていないことがほとんどです。

      それは和声感のなさからくるものではないでしょうか。技術的な問題によるミスではないため、音楽的な流れとして、不自然に感じられないから、臨時記号を落とすものと思われます。

      絶対音感保持者は、相対音感保持者に比べて、調性感のない音楽が得意と言います。それは、音と音の「関係」を切り離して、音を認識できるからではないでしょうか。

      と言うわけで、絶対音感があり、和声感もあるということは、もちろんありますが、絶対音感保持者は和声感があるとは言い切れないと思います。
    • 6. きみこ
    • March 04, 2010 18:05
    • 今回のご指摘を受け、改めていろいろと調べてみましたが、ソルフェージュや作曲を教えている方の本でも、私と同じようなことが「指導者の経験」として書かれていました。

      ただ、音高・音大生、そうでなくても、いい指導者につき、ソルフェージュや和声学等を学んでいる人と、所謂ピアノのレッスンのみ(と言っても内容は様々ですが…)しか受けていない生徒、また生徒のレベルによって違いますので、一言で「絶対音感保持者」と言ってもケースが異なります。

      ですから、通りすがりさんがどのような音楽背景をお持ちで、指導者なのかどうか等、全く分かりませんが、通りすがりさんのご存知のケース、私の知っているケースで、違いはあると考えられます。

      通りすがりさんのご意見が間違っているとは申しません。その辺りはご理解いただければと思います。
    • 7. きみこ
    • March 04, 2010 18:06
    • > 音感にかかわらず、次にどの和音が来るかわかる人は得意だと思いますが、和声感と音楽やフレーズのとらえ方、ソルフェージュの能力、また目や指の動きの訓練で上達します。

      この点は同意いたします。

      しかし、全てができないと初見が苦手とも言い切れず、例えば、目の動かし方、目の使い方が上手く、目で見たものを指へ伝えるのが早い人は、次の和音を予測せずとも弾けてしまいます。

      私は子供の頃は、このタイプでした。

      頭の回転が速く、指先が器用で、おそらく、指先の感覚が脳と直結だったのでしょう。

      手先が不器用な方は、考えてから、もしくは考えながら動かします。
      しかし、手先が器用だと、考える必要はありません。

      小学生の頃、編み物にハマりましたが、編み方を覚えてしまえば、何も考えずに、テレビを見ながらでも編んでしまえました。きちんと思考する必要がないのです。

      とは言え、その頃の私の初見は、とてもじゃありませんが、音楽的な演奏ではなかったことでしょう。

      文字は読めても、意味が分からないという状況だったと思います。
    • 8. きみこ
    • March 04, 2010 18:06
    • ちなみに絶対音感保持者で読譜が苦手な方は、リスニングや日常会話は得意だけど、文章を読むのは苦手ということだと思います。

      『のだめカンタービレ』の主人公が、絶対音感保持者の持ち主という設定ですが、まさに↑このタイプで、読譜力がありません。そして、フランス留学してすぐ、大好きなアニメのフランス語バージョンで、フランス語の日常会話はマスターしたけれど、文書は読めないということで、入学早々困る場面がありました。

      話を戻しまして…初見と一言で言っても、様々な能力が関わってきます。ですから、苦手な場合は、やはり総合的なトレーニングが必要だと思います。

      音楽は、言葉にすると1つの技術、要素であっても、いろいろなことが関与しているため、端的に話すのはとても難しいですね…。

      それがまた楽しいのですけれど。
    • 9. きみこ
    • March 04, 2010 18:06
    • さて、偏りがあることに関してですが、おそらく、多くの方がそうではないでしょうか。偏りがない方というのは、私は出会ったことがありません。

      それぞれが、それぞれの信じる何かを持ち、それをベースに生きていると思います。

      私が正しいと信じていることを、ある人は同じように正しいと信じていますが、ある人は正しくないと言います。

      私は通りすがりさんのおっしゃることが、正しいとも正しくないとも言えません。

      私の意見や、私自身が見聞きしたもの、感じたものと同じ部分と違う部分があるということです。

      同じ部分が多ければ多いほど、人はその人に共感し、少なければ少ないほど、反感を抱きます。

      ご意見をいただけるのは、本当に素直に嬉しいです。おかげで、私はまた多くのことを考える機会をいただきました。
    • 10. きみこ
    • March 04, 2010 18:06
    • しかし、通りすがりさんのことを考えた時…匿名性が高く、誰が目にするか分からない掲示板で、見ず知らずの人間に対し(少なくとも私は通りすがりさんを知りません)、偏りがあると言い切ってしまうことは、いいことではないのではないかと思います…。

      私に何か気付かせたいと思って書いてくださったことは、私は承知しているつもりで、本当にありがたいことだと思っています。

      しかし、人によって、捉え方次第では、嫌がらせや攻撃と受け取る方もいらっしゃると思います。

      せっかくの通りすがりさんのご好意が率直に伝わらず、傷つけるだけで終わってしまうかもしれません。大切なことを伝えようとしてくださっているとしても、相手が受け入れることを拒否して、心を硬くしてしまうかもしれません…。

      信頼関係がある方とのやり取りであれば、また違いますが、このような場で、匿名で発言する場合は、ご自身の経験、ご意見程度に留め、それを超えた発言は、必要ないのではないかと思います。
    • 11. きみこ
    • March 04, 2010 18:07
    • それから、あえて言わせてください。本当に通りすがりさんのおっしゃっていることは正しいのでしょうか。

      例えば、100人の絶対音感保持者のうち、90人が通りすがりさんのおっしゃる通りだとして、残りの10人が私の言っている通りだとしたら、私の言っていることも正しいのではないでしょうか。

      少なくとも私は、初見が苦手な絶対音感保持者、和声感のない絶対音感保持者を何人も見てきています。そういう人がいるということは、私にとって事実であり、違うとは言い切れないと思います。

    • 12. きみこ
    • March 04, 2010 18:07
    • また、指導者としましても、1つの筋がなければ、ブレが生じ、生徒も困惑してしまうのではないかと私は考えています。

      私自身、迷い、悩み、自分のしていることは、本当に正しいのだろうか、本当にこの子たちの音楽を
      きちんと育てられているのだろうかと、様々な場面で考えさせられます。私なんかが指導をしていていいのだろうかというところまで、落ち込むこともあります。

      しかし、懸命に、何年もかけて育ててきた子が、芽吹く瞬間を見た時、
      また、コンクールの講評で、指導がよいということを書かれているのを見た時、自分が大切にしたいことや、自分の信じることを、貫くこともまた、大切なことだと感じます。

      ただ、過信するつもりはありません。自分がそうだと思っていたことが違うと分かった時には、修正する柔軟さは忘れたくないと常々思っています。

      音楽に限らず、今日まで正しいと言われていたことが、ある日、覆ることもあります。 しかし、それもまた、明日には覆るかもしれません。
      自分の信じていることが絶対でもなければ、他人の信じていることも絶対だとも思っていません。

      正解、不正解に関しても、偉い人・権力者・第一人者etc.が正しいと言っているから正しいとは限らないと思っています。
    • 13. きみこ
    • March 04, 2010 18:08
    • こんな話があります。

      アメリカで、子育て研究の第一人者が、「赤ちゃんが泣いていても、絶対に抱いてはいけない」と言ったために、その時期、それを必死にそれを信じ、泣いている我が子を抱きしめなかった親がいます。

      子供たちは、辛い時、不安な時、親に放置されて育ったわけです。その結果、「愛されている」と信じられない、実感できない子に育ち、その世代が10代を迎えた頃、青少年の犯罪が急増したそうです。

      私には信じられないような話です。
      この世に生まれ、無条件に愛されるべき赤ちゃんの頃に、それが全ての土台となる大切な大切な時期に、我が子が泣いているのに無視する親がどこにいるのか…と。

      しかし、その当時のお母様方は、我が子のためにと、偉い学者の言うことを必死に信じたのでしょう…。

      ですから、音楽に限らず、いろいろなことを学び、少しでも視野を広げ、物事を多角的に見るように、 日頃から鍛錬しているつもりです。
    • 14. きみこ
    • March 04, 2010 18:08
    • そして、恐ろしいほど情報が溢れている昨今、情報の取捨選択もまた、生きていくのに必要な能力の1つだと考えています。情報に振り回されたりしてはいけないとも思っています。

      そんな時代だからこそ、自分が見聞きしたもの、感じるもの、直感や野生的な勘も、大切にしてあげなくてはいけないとも思っています。

      そのバランスが難しいなとも感じていますが、それもまた、修行の1つだと思っています。

      今回いただいたご指摘は、自分を見直すいい機会になりました。ついつい長文になりがちの私のblogを読んでくださって、しかも、わざわざ書き込みまでしてくださったこと、感謝しています。
      本当にありがとうございます。

      通りすがりさんのご意見を含め、またじっくりと観察し、勉強し、指導者としても成長したいと思います。

      また、お返事が長文になりましたこと、何卒ご容赦ください。可能な限り、私の想いや考えが伝わるようにと思うと、たくさんの言葉が必要になるものですから…申し訳ありません。

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