ぽこ あ ぽこ  音楽教室  岐阜ピアノ教室

岐阜県羽島郡笠松町にある 「ぽこ あ ぽこ音楽教室」
ピアノ、ソルフェージュを
丁寧に指導しています

ずーっと、いい線行ってるけど、
なかなか点数が伸びないうちのSちゃん…。

自宅がマンションのため、練習楽器は電子ピアノ。
センスはいいし、ちゃんと練習するけど、
電子ピアノで練習しているために、
ホールではどうしても音が飛んでこない。

レッスンでどれだけ指導しても、
電子ピアノでは、楽器に育ててもらえない…。

しかも、今回出したコンクールは、
私にとっては、汚い音に聞こえることもあるような
しっかりしたタッチの子が入賞しやすいコンクール。

私は汚い音は嫌いなので、タッチに関しては、
すごくうるさく指導しています。

そのコンクールだと、比較的元気な曲では、
なかなか上位入賞は難しいのが現状。


テンポも速い方が点数が伸びるのですが、
「曲にあったテンポ」があるし、
「その子にあったテンポ」があるし、
私は、現代のテンポ感覚は、速すぎると感じています


でも、今回の課題曲は、シューマンの『メロディー』。
キターーーーーーー!!!って感じでした

シューマンの小品は私自身が大好きで、得意な方
ついでにレガートも私自身も、指導するのも得意分野。

音のバランスに関しても普段から教えてるし、
常に歌わせて弾いているうちの生徒には、
願ったりかなったりの課題曲。

ここらで一皮剥けさせたい!
できれば、そろそろ、その手に大きなトロフィーを持たせたい!
今回は、いつもよりちょっぴり厳しくしていました。


宿題は大量…。

左手の音を全て弾きながら、
その中から抜き出した大切な音を
メロディーのように歌わせるとか、
右手を弾きながら左手を歌わせるとか…
その他いろいろ、小学2年生には難しいこともさせました。

しかも、コンクール5日前の最終レッスンでは、お説教
レッスンに、いくら爪を整えてきても、
爪が伸びたまま数日練習していたことは、
ピアノの先生には隠せません…。

「簡単なこと、小さなことを大切にできない子には、
これ以上レッスンはできない。教えることはない。」

泣きながら、レッスンすると食いついてきましたが、
(もちろん、こういう子だということも分かってます。)
お説教開始のタイミング、かける時間も、もちろん計算済み。

その日のレッスンでやるべきことは済ませた後、
最後の10分でお説教。

次の子が来たので帰るよう促しましたが、
頑として動かない生徒の手を握って、〆の言葉。

「先生は、あなたのことがどうでもよかったら、
すぐに許してレッスンしてあげる。
でも、それをしたら、あなたは、
小さなことを大切にできない子になってしまう。
先生はあなたのことが大切だから、
今日はレッスンはしない。
タッチのことも、姿勢のことも、爪きりの大切さも、
全て教えてあるよね?
もう一人でできるはず。
今までのレッスンをよく思い出して、しっかり練習しなさい。
必ずできるから。」


目に涙をためて、お母様のところへ…。
「爪が伸びたままで練習していましたよね…」
とお話すると、 お母さんをグッと見る生徒。

「お母さんのせいにしないで。自分の責任なんだから。
自分で気をつければ済むことなんだから、
お母さんのせいにしたらダメよ。」
と最後まで釘をさす、怖い先生…

目から怒りが消えて、反省モードへ。
人のせいにしてる間は、昇華できませんからね…。
怒りの矛先が母へ向かないようにしておきました。

これで、自分と向き合うしかなくなったわけです。


案の定、残りの時間はすごく集中して練習したようで、
時々、練習中に涙がこぼれることもあったようです。

親としては見ているのは辛いでしょうが、
泣きながら練習するのは悪いことではありません


そして、もう1つ、嬉しいエピソードを伺いました。

「出だしの音が大きすぎるんじゃない?」
とお母様が伝えたら、
「電子ピアノだと少しの力でもちゃんとした音が出ちゃうけど、
ピアノではこれぐらいの強さで弾かないと音が響かないから」
と答えたそうです。

アッパレ!我が弟子。
普段から、ちゃ〜んとレッスン受けてるもんね〜


というわけで、今回、銀賞をいただくことができました
いいお正月を迎えられることでしょう。



音楽は、素直で、根性がある子は、どんどん伸びます。

伸びないのは、その逆で、
言い訳ばかりする子と、根性がない子。
そして、努力もしてないのに「できない」と諦める子。

特に女の子は、センスがよくても、才能があっても、器用でも、
素直さと根性がなければ、高みに引き上げることはできません。


それにしても、甘い親が多いのが残念ですね。。。
最近に限らず、私の親世代も甘い親が多いなと思います。
戦争や貧乏を体験していない親は特にそう感じます。

我が子が泣いている姿や辛そうな姿を
「かわいそう」と言って、すぐにかばいます。

本人は、ちゃんと自分と向き合っているのに、
その大切な機会を、親が簡単に奪ってしまいます。

そうやって成長した子は、弱い子になります…。
些細な躓きで大袈裟に傷ついて、乗り越えようともしません。

躓いて、躓いて、乗り越える力と方法を身につけ、
転ぶ痛みに耐えられるようになり、
自ら立ち上がることを覚え、
その傷が癒えるのを待つ忍耐力を身につけ、
やがて人は傷が勲章になっていくのです。

でも、それを見守ることができない親は本当に多いです。。。


今日登場したSちゃんの保護者の方は、
見守ることできる方です

Sちゃん。
Sちゃんが銀賞をもらえたのは、
Sちゃんが頑張ったのはもちろんだけど、
お母さんのサポートのおかげでもあるんだよ。

Sちゃんもいつかそれに気付く日が来ることでしょう。
楽しみです


私もおかげさまで、いい年末年始を送ることができます。
頑張ってくれた生徒に感謝。。。

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